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徒然もの書きぱん

適当にアニメとかについて書いてます。今期は何について書きましょうか。

響け!ユーフォニアム10話の感想と考察と譲れない想い

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はじめに

 こんにちは。
 今週のユーフォもおもしろかったんだけど、ちょっともやもやしました。現実の部活ですねもう。現実のもやもやです。いつも通り感想と考察をまとめていきたいと思います。あと今回は感想パートと考察パートをわけます。記事を書く際にわけたほうが書きやすかったのでそうしています。考察パートのみが見たい人は目次からジャンプできますので利用してみてください。
 それでは始めます。

追記(2015/06/14)

 いただいたこのコメントについて考えをまとめたので追記しました。

皆の前で、負けて見せるという意見、時折見かける意見ですが、それはありません。
少なくとも主である事は、考えられません。
その考えに至る、全く伏線が無いからです。
滝先生からの再オーデの提案は、アニメオリジナルの展開ですので、なおさら伏線・セリフがなければ、そこに何の脈絡もありません。

あすかが香織の練習している所を見て語った内容を、
再オーデで喜ぶのではなく、涙した優子ちゃんの意味を。もっと考えないと。。。

自分自身の考察で腑に落ちていないことがあり、それが優子の考えだったんですよね。そのため、このコメントには結構考えさせられました。割とひねり出した感じなので自信もありませんが見ていただけると嬉しいです。

感想

久美子の過去

 やはり中学の時に先輩から文句を言われた様子。麗奈との一件があったらから身内が誰もいないこの高校を選んだんだなと思っていたが、実際にはこの事件も影響しているのかもしれない。
 ここで一つ重要なポイントが久美子が楽器に名前をつけていたことである(名前はうまく聞き取れない)。葉月が楽器を始めてもらった時に名前をつけるかどうかという話題になっていたが、久美子が高校の楽器には名前をつけていないのはこのことが原因であると考えられる。名前をつけるということは愛着が湧くということ。愛着の湧いたものが傷つくのは辛いため、同じ気持を味わわないために名前を付けなかったのではないかと思う。
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夏紀とトラウマを重ねる

 上級生からの呼び出しは久美子にとってのトラウマであり、夏紀も過去の先輩と同じように自分に文句を言ってくるのではないかと不安に思っている。過去の夏紀の描写からはとてもそういう先輩とは思えないが、回想で出てきた先輩も元々はやさしい人だったのかもしれない。写真に写っている久美子はとても楽しそうだし、仲が良かっただけにトラウマになっているのだろう。
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優子の信念とうわさ話

 優子は香織に対して尊敬の念を抱いている。だからこそソロは香織にやってもらいたいと思っているし、頑張ってきた努力も当然見てきたはずだ。
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 そんな中でうわさ話を耳にする。この時にどう考えていたかは後ほど考察するが、下級生は優子にこの話が聞かれたのはやばいと感じている様子。麗奈が優遇されていたような話になれば当然揉め事に発展するからだろう。
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久美子と夏紀のふたりきり

 夏紀は中学の先輩とは違い、文句も何も言わずにオーディションに受かった久美子を褒めてくれた。

絶対金賞!!
来年一緒に吹くぞ!! 中川

という書き込みは久美子にとっては救いであり、励ましてあるように思えた。「黄前ちゃんのおかげ」という夏紀はきっと、やる気がなかった自分を練習に誘ってくれ、吹奏楽に向きあうきっかけを作ってくれたことを言っているのであろう。だからオーディションに落ちたことは悔しくとも、久美子がオーディションに受かったことは嬉しいのではないか。
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香織に噂を伝える優子

 優子にとって香織は尊敬すべき先輩だし、そんな先輩だからこそ香織には必ず自分の前を歩いていて欲しいのである。あこがれであり、彼女がトランペットのおもしろさを教えてもらったそんなきっかけがあったのであろう。
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空気を破壊したただの噂

 麗奈と滝先生が知り合いだから贔屓した、という噂だ。たぶん誰もこの噂を信じていなくて、優子が香織をソロにするために一石投じただけの話だ。しかし、滝先生の対応がどっちつかずだったことと麗奈が優子を挑発してしまい香織を貶める構図になってしまったこと。これがきっかけで雰囲気が崩れてしまったのではないかと思う。
 ひとつ気になるのが麗奈が教室を出て行く前に吐き捨てたセリフ。

ケチつけるなら、私よりうまくなってからにしてください。

このセリフが優子にではなく、香織に向かって放たれているというところだ。優子が逆上しただけにもかかわらず、それを主導しているのは香織だと言っている。麗奈の手厳しさを感じた。
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本音をぶちまける麗奈とそれを受け止める久美子

麗:久美子
久:え、あ、なに?
麗:私、間違ってると思う?
久:ううん。思わない。
麗:本当に?
久:うん。

 麗奈は自分の行動が正しいのか不安なのだということが伝わってきた。だから口に出して、久美子に確認したのだろう。
 ここでひとつ気になったのが、久美子の

ううん。思わない。

というセリフ。確かに間違ってるとは思ってないと思う。けれどこれが正しいとも思っていないのではないかと思った。もっとうまくやる方法はあるが、8話にもあったとおり麗奈は興味のない人と無理に仲良くなろうと思っていない。であるならばこの結果しかなかったと考えているのだと思った。
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麗奈と滝先生の関係

 麗奈が滝先生をLikeではなく、Loveで好きらしいということ。父親同士が知り合いで、麗奈はわざわざこの高校まで追ってきたということ。

久:ソロを譲る気は?
麗:ない。ねじ伏せる。そのくらいできなきゃ、特別にはなれない。
久:麗奈だね。

強気で宣言する麗奈の話を聞いている久美子の顔がなんとも言えない。あこがれなのか、それとも心配なのか。
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緊張感のない空気

 今までのぴりっとした練習風景から一変。前半の引き締まった演奏をしていたメンバーとは思えない。滝先生も初めて感情的になってしまい、余裕の無さが伝わってくる。
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あすかの本音

 あすかに気に入られているという低音パートからの圧力によりソロパートについての気持ちを確認する。あすかは、

正直言って、心の底からどうでもいいよ。誰がソロとか、そんなくだらないこと。

といっている。彼女はどう考えているのだろうか。
 それと香織について言葉を残している。

結局諦めてないってことだねー。
オーディションに不満があるとかじゃない。まして同情されたいなんて少しも思ってない。ただ納得してないんだろうねー、自分に。
納得したいんだよ。

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一蓮托生の3年生

 久美子が部屋を出る際に、晴香に声をかけられる。あすかがどこに言ったかを訪ねているということは、あすかがこの部屋にいて、この部屋から出て行ったことは知っているようだ。その時聞こえてきたトランペットの音を聞き、あすかが香織のもとに向かったことに気づいている。晴香の、

こりゃひとりでやるしかねーぞ、晴香

というセリフが良かった。部長として副部長のあすかに頼ることは今回できない。そんな意気込みを感じた。
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松本先生の姿勢

 久美子の面談の時もそうだが、吹奏楽部のことについては部員と滝先生に全てを一任しているように見える。それでもしっかりと教師として、先輩としてアドバイスをする。そのような役回りを持っているのではないかと感じた。
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部長として部長らしく振る舞う晴香

 今までのたるんだ空気を排するかのような緊張感。初めて部長らしく全員の意見を聞いているような気がする。オーディションに不満がある人と尋ねても、香織は手を挙げない。
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再オーディションの通知

 ホールで希望者には再オーディションが行われるとのこと。ここで初めて香織が手を挙げる。
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考察

本当に全国大会を目指しているのか

 まずこの作品を見ていて感じたことだが、誰も全国へ行くことを口にしていない。みなが口にすることは金賞を取ろうということだ。1話でも述べられた通り、金賞にも次大会への進出と敗退がある。毎年銅賞の部活であるから金賞と進出が同義として扱われているのだろうか? それとも全体の目標が全国ではなく、意図しないうちに金賞にさがっているのだろうか?
 もしかすると地区大会では金賞をとれば上位大会に進出できるのだろうか? それならこの疑問もすっきりするのだが。

夏紀の「あすか先輩は特別だから」の意味

 ここで言っている特別とはなんだろうか? 吹奏楽に対する熱意だろうか、実力だろうか。僕はこのセリフから少し嫌味なようなものを感じた。練習もするしカリスマ性もある。だからこそ一目置かれていて、他の意見には左右されない。そういう自己を曲げなくてもいい真っ直ぐな存在が特別なのではないかと感じた。自分のままでいいという他者からの肯定が特別なのではないかと思う。

 コメントで議論になったので追記する。嫌味というよりかは、一種の諦めに近いのではないか。「あーあすか先輩ならしょうがないか」のようなニュアンスだと思う。才能も努力もある先輩だからこそ部員からは遠い存在であり、このような発言に至ったのではないか。
 ここで久美子があすかに気に入られている話についても少し考える。久美子はユーフォを長年続けてきており、ユーフォの中ではあすかに実力的に最も近い位置にいるといえる。したがって久美子があすかに近い、という話もわからなくはない。それよりも近いのが考え方なのではないか。少し冷めたような、少し引いたような。この考え方が近いからこそ、部員から見ても近い位置にいるといえるのではないか。

麗奈の言う特別の意味

 8話で麗奈が特別になりたいと発言していた。この時は麗奈は久美子が好きであり、互いの関係が特別になることを望んでいるのかと考えていた。しかし麗奈は滝先生のことが好きであり、振り向かせたいとも考えている。そこで麗奈が前に言っていた特別とは何なのだろうか?

  1. 滝先生に好きになってもらうこと
  2. 全員から奏者として認められること

この2通りが考えられると思う。

滝先生に好きになってもらうこと

 特別が滝先生に好きになってもらうことであるならば、8話で久美子に宣言する必要はなかったのではないかと思う。そのため、特別が好きになってもらうことであるようには感じられない。

全員から奏者として認められること

 トランペット奏者として部員たちから認められることで、自分が奏者として一目置かれる存在になりたいのではないか。この延長線上に滝先生に奏者として認められることが含まれているのであれば、これが麗奈の目指した特別だとして違和感もない。

現時点で特別が何かは分からないが、認められることというのは正しいのではないかと感じている。

優子の強情さと香織の本心

 今回の話において優子の行動はわがままと言っていいのではないかというレベルであったことは間違いない。一度結果が決まったことを覆そうとすることによる雰囲気の悪化は、コンクール前としては痛手だ。ではなぜこれほどまでに強情になったのかを考えてみる。それは優子が香織の気持ちを理解していたからだ。

香織の本心

 まず大前提として、あすかの言葉通り香織はこのオーディションに不満はなかったが納得できていない。自分が落ちたのは実力が足りなかったからだということを理解している。しかしどこがだめだったのかが納得いっていないのではないかと思う。つまり自分で納得がいく演奏ができれば、麗奈にも勝てる可能性があるということである。
 また、香織は二つの立場に置かれている。一つがトランペットグループの先輩としての立場、もう一つが純粋なトランペット奏者としての立場である。先輩としては部の空気を乱すことはできない。その一方で、奏者としてソロを演じてみたいという気持ちがあった。それは楽譜からも練習風景からも読み取ることができた。その気持ちを一番理解していたのが優子だったのではないかと思う。

優子の行動理念

 優子が達成したい目標はただひとつ、香織をソロにすることだ。香織が抱いているソロへのあこがれを形にすることが優子が目指しているものである。何が優子をここまでさせるのかはきちんと描かれていないが、3年がいなくなった件と関係があるのかもしれない。

優子の行動指針

 優子が目をつけたのはうわさ話である。麗奈と滝先生が知り合いだったことを利用することで麗奈のオーディションに疑惑の目が向けられるように利用している。香織のためを思って行動した結果、香織は泣きながらやめるように言っている。これは香織が麗奈よりも演奏力が劣ることを知っており、自分にはソロをやる実力がないことがわかっているからだ。
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 うわさが広まり部の空気が悪くなった後、優子はいつもとは異なり香織のそばにべったりと付き添うような形ではなくなっている。先の一件で香織に気を使わせてしまったことを反省しているのではないかと思う。決して場の空気が悪くなったことを反省しているのではないと思われる。
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 最後の晴香の不満に対する問に対しても香織を応援する姿勢を貫いている。
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 この姿勢が最終的には再オーディションを生み、香織が自分から手を挙げるチャンスが回ってきたのではないかと思う。

香織が手を挙げた理由

 前述したとおり、香織は先輩としての立場と奏者としての立場がある。全体に迷惑をかけることはできず、自分の意見を抑えてきた。しかし優子の行動の結果もあり、再オーディションのチャンスが回ってきた。自分もソロとして演奏したい。その気持ちだけではなく、自分の納得のできる演奏をして結果を受け入れたいのではないかと思う。
 今までは自分の考えよりも部としての晴香の考えを優先してきた。しかし最後のチャンスでもある
このコンクールでソロを演奏するために自分のために全力を出そうと決意したのではないかと思う。

 コメントで少し議論して考えが出てきたのでそれについて書く。香織は先輩としての立場を捨てて手を上げたのではなく、先輩としての立場でいながらも手をあげられる状況になったからこそ手を上げたのだ。今問題として残っているのが、麗奈のオーディションには不正があったのではないかということだ。晴香が先に挙手を促したことにより、残っている問題はそれだけになったといえる。再オーディションで香織が手を上げ、みんなの選択により負けることがあれば麗奈のソロに納得するし、勝つことがあれば部の空気がプラスになる。勝っても負けても今の緊張感のない状況を打破し、次に進めるからこそ手を上げたのである。
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一度視聴した際は優子の行動に腹が立つ場面もあったが、自分の軸を持って行動していることについては好感が持てる。もっと別の形で行動できればよかったなーというのが正直な感想だ。

あすかの本当の本音

 あすかはソロがどちらになってもいいと久美子には言っているが、本当は香織にソロをやってほしいと思っているのではないかと思う。香織の気持ちを久美子に話している際の表情は柔らかく、あすかの香織に対する想いが伝わってきた。それに加えて久美子が立ち去った後は香織に声をかけにいっている。最後に香織が挙手をした瞬間はほほえんでいる。
 自分と同じく真剣に演奏に向き合っている奏者として応援しているだけでなく、3年という時間を一緒に過ごしているからこそソロを勝ち取ってほしいと考えているのではないだろうか。あすかの厚い仮面から垣間見えた素顔ではないかと思う。

 こちらもコメントで少し議論が出たので書き加える。あすかはダブルスタンダードを持つ、アニメとしては珍しいキャラクターなのではないか。基本的にアニメのキャラクターは立たせるために、特徴を持った設定にする。このキャラは軸がはっきりしていない。仮面をかぶることで本音が見えないようになっている。これはもう人間だ。自分の考えを明かさないように生き、大事な部分は譲ることができない。あすかもそういう個性を持ち、自分の考えを明かしつつも、本当の考えは明かさない。そういうキャラクターなのではないか。
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再オーディションが多数決

 多数決は声が大きい側が勝つ心理面で左右されやすいゲームである。そのため香織に風が向いている状況から麗奈が再びソロパートを勝ち取ることはかなり困難であるといえる。それができてこそのヒロインなのか、それとも負けるからこそのリアリティなのか。

晴香があすかに頼れなかった理由

 晴香は、

こりゃひとりでやるしかねーぞ、晴香

という言葉を残している。しかしなぜあすかや香織に頼ることができなかったのだろうか。香織は当事者であるからともかくとして、あすかには頼っても問題なかったのではないかと思われた。しかし、晴香はひとりでやるしかないと考えている。
 この理由は、あすかが香織にソロをやってもらいたいと考えているからだ。オーディションの結果を覆すことは部員としてはできない。あすかが場を収めてもそれは同様で、ソロパートは麗奈で確定することになる。あすかにそのようなことをさせることはできないため、晴香はひとりで部長として部員の前に立ったのだ。普段であればあすかに頼るところを、二人に頼らずに場を収め、ふたりに心の傷を残さないようにしたのではないかと思う。
 結果として再オーディションが決まり、香織に再びチャンスが与えられた。これがどのような結果を生むかは分からないが、思っていた以上に強い3人の絆が見られた場面であった。

2015/06/14に追記した内容

 これまでの僕の考えと新しく検討したことについて記載する。考えたもののあっているかは全然自信がないので、変だなーと思ったらコメントをいただければと思います。

これまでの考え

 僕は優子が香織のソロパートを望み、そのために行動したと考えていた。しかしそれだと話が通じないところが出てきた。それが、香織が挙手した際に涙する優子の表情だ。
 香織の挙手 = 香織のソロというわけではない。その条件が満たせていない状態で優子が泣く可能性を考えてみても、香織がソロパートのために行動したことに対する感動しかない。あれだけの行動をしておきながら、目的を達成していないのに挙手しただけで感動するというのは香織の性格などを考慮してもどうも違和感が残る。

検討したこと

優子の目的の選定

 具体的に優子が行動を決断するきっかけになったのは、公園での香織との会話だろう。

香織先輩あきらめないでください。最後のコンクールなんですよ。諦めないで…。先輩の、先輩の夢は絶対に叶うべきなんです!じゃなきゃ…。

優子は香織に夢をあきらめないでと語っている。あの後の描写から、香織は夢を諦めたのだと思った。それを見た優子が拳を握りしめ、香織の夢を叶えようと決心を固めている。つまり、優子の目的は香織の夢をかなえることであるといえる。

麗奈に言い放ったセリフ

あんたね!自惚れるのもいい加減しなさいよ。香織先輩があんたにどれだけ気を使ってたと思ってんのよ

 麗奈の香織より上手いからソロに選ばれたという発言に対して、優子は実力の話はしていない。優子も香織より麗奈のほうが上手いうのは認めているのだろう。優子が許せなかったのは、後輩の面倒をしっかりと見てきた香織が特に貢献もしていない麗奈にソロを奪われたという事実だ。その事実が認められずに反抗したのではないか。

あすかのセリフから読み取れる香織の心の状態

結局諦めてないってことだねー。
オーディションに不満があるとかじゃない。まして同情されたいなんて少しも思ってない。ただ納得してないんだろうねー、自分に。
納得したいんだよ。

 ここで話している通り、実力主義のオーディションに不満があるわけではないのだろう。つまり麗奈と比較して実力で劣っていることを認めている。自分に納得していないとはどういうことだろうか。やはり麗奈と比較して練習をしっかりしてこなかった自分への後悔と、うまい演奏ができない自分に対する反省であると思う。

再オーディションの判定方法と挙手の理由

 香織は再オーディションが全員による多数決で決まると聞いたから手を上げたのではないか。前回と同じ判定方法では勝てないが、部員による多数決なら勝算はある。3年最後の大会でソロを吹きたい気持ちは間違いなくあり、その結果の挙手ではないだろうか。
 また、ここに優子が冒頭で言っていた夢が絡んでくるのではないだろうか。推測ではあるが香織の夢は「後悔せずに引退すること」である。香織の代はやる気のある部員がやめてしまうという事件があった。それを止めることができなかった後悔の念が彼女には詰まっているのだと思う。だからこそ、自分のパートで、自分の演奏で後悔はしたくない。香織はソロを吹きたいと思っていたし、その分練習もしていた。ここで後悔するならと思い手をあげたのではないだろうか。
 

優子の涙の理由

 ここで最後の挙手のシーンについて考える。香織の挙手 = ソロパートの再オーディションへの立候補である。つまり香織がソロに決まったわけではない。大切なのは、香織が自分の意志で再オーディションを受けると決定したという背景にあるのだと思う。優子は香織の夢を知っていたからこそ、香織が動き出してほしいと思いオーディションへの不満を訴え続けた。香織が手を上げたということは、自分の要求に答えてくれたということだ。それが嬉しかったからこそ、感極まって泣いているのではないだろうか。

まとめ

 簡単にですが今回の流れと考察をしました。今回の考察はもしかすると賛否両論あるかもしれません。自分でも自信がないところを言葉にしているので…。麗奈には是非ソロを再び勝ち取って欲しいですが、香織先輩にも頑張ってもらいたいというのが正直なところですかね。今後の展開に期待です。
 また形式についてですが、今までと同じように流れで書いたほうがわかりやすいという意見がありましたらコメントください。それ次第で今後の形式について考えます。

 以上です。それではまた別の記事で会いましょう!!